探究スキル塾6回目は、データの集計と分析について学ぶセッションを行いました。前半はアンケートの集計・分析とアンケートの作り方について、後半はインタビューを実践を交えながら学びました。
今回のセッションにより、データ集計と分析の見通しを持つことで今後集めるデータをより充実したものにすることを目指しています。
まず、主に数えられる(量的な)データを扱うアンケート分析の基本(単純集計・クロス集計)を学びました。また単純集計を可視化するためのグラフとして用いられる棒グラフや帯グラフ、箱ひげ図を見てそれぞれの良さ、面白さ、効果を考えました。
回答の比較や関係性を見るために使われるクロス集計についても理解を深めました。クロス集計もグラフに表すことによってより見やすく、比べやすくなることがあります。
続いてアンケートの作り方を学びました。手順は全部で4つです。回答の形式は、先に学んだ集計の見通しをもって設定するとより自分の集めたいデータが集めやすくなります。
後半は、数えられない(質的な)データを集めるときに使われることがあるインタビューについて解説がありました。質的データの分析法としてのコーディングも学ぶことができました。
さらにインタビューの実践として、探究部メンバーに質問作り、インタビューの実施とメモ、データのコーディングをやってもらいました。みんなインタビューの大変さを感じつつ、面白さや楽しさも体感できたようです。
今回のセッションではデータの集計と分析方法を学びました。探究部メンバーも調査段階に入ってきているため、今回の内容をもとに自分の調査に使いたいデータ集計と分析方法について考えられると良いと思います。まずはやってみる!という姿勢で楽しみながらどんどんチャレンジしていきましょう!
最後に、今回のセッションを終えたメンバーのコメントの一部を紹介します。
周りの人の意見や情報を集めるためのアプローチ方法を様々な視点から学ぶことができて、新しい知識を得られた。また、インタビューワークではとても盛り上がって楽しめたが、インタビューの大変さを知った。
グラフによって示すものが違うので、自分の研究に取り入れるときは示したいものや関係の違いや比較がはっきりと分かるグラフを作成したいです。
今後の研究でインタビューはたくさんやる機会がありそうなので留意点など知ることができよかった。誘導尋問にならないように質問を考えるのはとても難しく、今後のインタビューでも注意しなければならない点だと思った。また、その場で受けた返答に対してプラスαの質問ができるように、事前の準備をしっかりと行いたいと思った。
今まで学校等ではただアンケートを取ったりインタビューをすることしかしてこなかったのでその後の分析の部分は知らないことばかりで面白かったです。
記事執筆:板橋 未和(SophiaGEDインターン)