探究スキル塾⑨ 「自分の発見の面白さを伝えよう – 発表スキル」「9ヶ月の学びを振り返る – 自分の学び」

探究スキル塾9回目(最終回)は、3月後半に行う研究発表についての基本的なスキルの共有と、スキル塾のまとめとして「学ぶ」ことを考えるセッションを行いました。

前半は、プレゼンテーションの基本について学びました。初めに、今まで体験したプレゼンの中で良いなと思ったものの特徴を共有してその共通点を考えました。テーマやストーリーの構成などの内容面から、スライドのデザインや話し方などの技術面までプレゼンにおいて重要とされることは様々ですが、まずは基本をおさえることが大事!ということでポイントを3つ学びました。

①自分が持つ伝えるべきことを、相手が目標にたどりついてくれるように精査・工夫しながら伝える/提示する。

②プレゼンテーションの基本構造は論文の構成と同じ。

③直接の専門ではない相手にも届くように必要な情報を伝える。

特に、せかい探究部ではそれぞれ調べたジャンル・テーマが異なるため、発表の前半で聴き手にしっかりと背景知識を共有することが重要だと分かりました。

今日学んだスキルを参考に、発表の例をたくさん見て自分でもやってみることがプレゼンの上達につながりそうです。

後半は、探究部での9か月の学びを振り返りつつ、みんなの「いま」と「これから」の学びについて考えました。

人生100年時代。色々な選択肢がある中で自分の人生を創っていくには、自分で考え、目指す姿に向かって「学び」を続けることが大切であるとお話がありました。その力をつけるために探究部では「何を学ぶか」にとどまらず、「学び方を学ぶ」レクチャーを行ってきました。スキル塾で学んだ知識を活かしながら、未来の探究部メンバーが生き生きとした人生を創る様子を想像すると、とても楽しみでわくわくします。

ブレイクアウトルームでは、少人数で「自分なりにつかんできた自分の学び方・学びのわざ」、「せかい探究部を通じて加わった力、学びに関する発見」についてディスカッションました。探究部メンバーは、話し合いの中で9か月前とは自分の学びが変化したことに気づいたり、研究を頑張る他メンバーに刺激を受けたりと様々な発見があったようです。

スキル塾最終回は、研究発表に向けたプレゼンテーションスキルの学習と、スキル塾の学びを振り返りつつ自分の学びについて考える2本立てでした。スキル塾で学んだ「学びを創る」姿勢はこの先の大学や社会できっと役に立ちます。9か月間共に学んできた探究部メンバーには探究心を大事にこれからも楽しく学び続けてほしいです!

メンバーの感想の一部をご紹介します。

スキル塾では小論文の書き方から、先行研究の探し方、参考文献の書き方まで多くのことを学ぶことが出来ました。自分の力を信じて、学ぶことを楽しみ、自分の人生・とりまく世界を彩り豊かにしていくという言葉とても素敵でした。

楽しかったです。ブレイクアウトで話す中で、自分でも思っていなかった大事にしていた部分が見つかって、最後まで学びたくさん、わくわくたくさんでした!論文頑張るぞ!

学校で学べないような知識やスキルを学ぶことができるため、毎回の授業が楽しみでした。「学びのコンパス」の図を見て、これからの教育がどう変わっていくのか考えるとワクワクするなあと思いました。

今回のスキル塾では、プレゼンテーションについて知ることができました。伝えたいことの本質的な中身は見失わないようにすることは前提として、聞き手が入りこむことができるプレゼンテーションを行えるよう準備していきたいと思いました。また、ブレイクアウトで学びかたについてメンバーと話した時には、全員せかい探究部を通して自分自身の学びが様々な形に変化していて話を聞いていてとても面白かったです。

記事執筆:板橋 未和(SophiaGEDインターン)

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