アロハー!サラマットゥンガハリー!
せかい探究部1期生、Kalani High School (アメリカ・ハワイ州)11年生池谷麻菜です。
「マレーシアとハワイから学ぶ多文化社会における教育の在り方」をテーマに、日本との時差と戦いながら、せかい探究部の活動を行なっています。
今回は、私がせかい探究部に入った動機と探究内容について書いていきたいと思います。初せかい探究部ブログの執筆なので、文章力は大目に見て下さい(笑)。
記事本文に入る前に、 ちょっと待ったー!ハワイの学校に通っているとはなんぞや?っと私のちょっと変わったプロフィールに、はてなマークを浮かべている方も多そうなので、もうちょっと詳しく私について紹介を。
私は現在、アメリカ・ハワイ州に暮らしています。7年前、小学4年生の時、家族揃って神奈川県からハワイに移住して来ました。現地の普通の公立高校に通っていて、日本の学年だと高校二年生です。授業はすべて英語ですが、家で話す言語は日本語なので、英語より日本語の方が得意な人です。
せかい探究部の活動自体は、夏休み中、母がFacebookで一期生募集の応募を見つけて来てくれた事からスタートしました。活動がすべてオンラインなので、日本の部員達と同じように廣里先生と新さんのレクチャーを受け、自分の探究リサーチを行えています。みんなと違うところは日本が寒くなって来てもずっと半袖でいることと、時差の影響で常に外が人一倍暗いことぐらい?ですかね。オンラインって本当に素晴らしいですよね。どんなに遠くに住んでいても、同じ距離感で授業に参加できます。
それでは、本文。まず始めに、せかい探究部に入部した動機です。
ちょっと前の記事で、同じ一期生のちゆちゃんが「せかい探究部に入った動機」ランキングを発表していました。(まだ読んでないよって方は読んで見て下さい。ちゆちゃんの記事、面白いです。)その中で堂々の一位を獲得した、「東南アジアに訪れたことがあり(旅行、ボランティア)、以前から興味があったから」。私も実際にここに票を入れた一人です。
高校一年の夏、私はカンボジアで現地の小学生に英語を教えるボランティアをしました。カンボジアにはたった二週間の滞在だったのですが、貧困、公衆衛生、教育格差問題などを目の当たりにし、国際問題について考えるきっかけになったり、小学校の先生や生徒から溢れるエネルギーから、私ももっと頑張らなきゃ、全力で生きなきゃと背中を押されたりと、毎日が刺激的でした。そんなカンボジアの小学校での日々が、私の東南アジアと学校教育への興味を掻き立て、せかい探究部で活動をする今に連れて来てくれた1番の理由だと思います。


次に、私の探究、「マレーシアとハワイから学ぶ多文化社会における教育の在り方」についてです。
私は、多文化社会マレーシアとハワイの教育を「外国語教育」、「古来文化の継承」、そして、「原住民優遇政策」という三つの軸を基に、比較した論文を書こうと考えています。マレーシアとハワイの教育を比較しようと考えたきっかけは、せかい探究部の特別セッションでレクチャーをして下さった北村友人先生の比較教育学の話に魅せられたからと、マレーシアがハワイと似た多文化社会であると知ったから。なんとなく、自分の環境を探究で活かせないかな〜と考えていたので、マレーシアとハワイの教育比較というちょっと変わったアプローチで探究をする事を決めました。

今はハワイのリサーチを先に終え、マレーシアの情報を集めている最中です。自分の住んでいる州のことを調べていても、過半数を占める人種がいない州であると知ったり、合計11言語が各地の小中高で教えられている事実を知ったり、新しい発見が沢山あります。また、マレーシアとハワイを比較すると、どちらも多文化化の背景にはどちらも植民地時代の移民が理由であったりと、探究を通して自分の世界が広がっていく感覚が楽しいです。これからどんな新しい発見と出会えるのか、人生初の研究論文がどんな感じになるのか、わくわくです。
残り4ヶ月、頑張ります!
それでは、最後もハワイ語とマレーシア語で。マハロー!ジュンパラギー!