探究スキル塾2回目は、探究ワークシート(Googleスプレッドシート)にあげているテーマ案について、テーマに関する情報や、 他の人が近い分野で書いた論文を集めて整理しながら、自分のオリジナルの探究の問いを設定していくステップ、「先行研究の検討」を扱いました。
大きく2点です。
ポイント① 「先行研究の検討」の作業を理解しよう
ポイント② 情報源としての論文を探すツールを知ろう&調べ方・読み方のコツ

論文での目的(問いの提示)〜方法〜結果〜考察といった科学的な論証の流れは、高校までの活動でも行ってきた自由研究や理科の実験などと通じるものがあり、同様といえますが、目的を設定するプロセスを1つの作業として意識的に丁寧に行う機会はあまりなかったかもしれません。
今回は、その部分を理解し、具体的に実践していく入り口のレクチャーを試みました。
まずは、研究者や1,2期生の論文を例として読みながら、今回は特に論文の「序論」において取り入れられている内容、テーマの説明から自分の問いの提示に至る過程の考え方、書かれ方をとらえました。
テーマの背景情報や他の研究者による論文(先行研究)を集めて整理しながら、テーマおいての自分の研究の位置付けや、自分の探究の目的(問い)を設定し、序論では読み手に明確に説明していきます。
3期生となり、1,2期生の論文が身近な例になってきたのはプログラムとしてとても大きな進展です。
修了生の論文や、それが書かれる過程の思考や作業が現れているワークシートを合わせて参考にできることで、実際の例から学ぶことができるようになりました。


3期生には、レクチャーからだけでなく1,2期生の具体例も参考として、その中で自分らしい実践を見つけて取り組みながらたくさん学んでもらいたい思います。
実際の論文を見ることで自分の興味があることを知るだけでなく論文の構成や展開の仕方もわかって面白いです。前回よりも具体的に内容を考えられるようになりました。
論文の書き方の流れについて知ることができてよかったです。先行研究という自身の知識を増やす方法があることに驚きました。これから様々な論文に目を通してテーマを決めていけたらと思います。
先行研究を調べて読み、整理しつつ自分の論文に取り入れる、というイメージを持ってもらったところで、その調べ方・読み方のヒントについても扱いました。
全国各地からの高校生の立場から活用しやすいものとして、Google Scholar等インターネット上の論文のデータベースの存在やその機能をみんなで見たり、一部手元でいじってもらったりしながらこれからのツールとして取り入れました。
普段なじみのある本・新聞・インターネット記事などに加えて、他の研究者の論文も情報源として親しんでいってもらいたいと思います。
先行研究のことがこれまであまり頭になくて、実を言うと調べ学習をするときもインターネットの情報しか使ってこなかったです。でもGoogle scholarで調べた途端、自分の興味ある分野の論文が沢山出てきて、とてもわくわくしました。好きな分野だったら長い論文でも英語の論文でもずっと読めてしまう気がしました。やっぱり自分の心から興味あることに挑戦することは絶対後悔しないし、逆に自分にパワーをくれると思います。少しずつ記録をためていって自分のアイデアの宝庫になるといいなと思いました。
自分が今テーマにしようとしている内容だとあんまり先行研究ないかなと思っていたけれど、実際探してみたら結構あってしかも読んでみて面白いものも多く、ほかのも読みたいと思いました。
これからCiNiiやGoogle Scholarなどを使って色々な論文を読みワクワクできる研究テーマをを見つけていきたいと思います。そして、先行研究の情報集めをして、まだ明らかにされていない問題を見つけていきたいと思いました。
授業後のふりかえりコメントからも、やる気や新しいものに触れた新鮮さが感じられて嬉しいです。
ここから、お気に入りの先行研究を見つけることも含め、テーマ・自分の探究の目的/問いの設定に向かって、進めていきます。
8月下旬ごろには、試しに自分の論文の序論を書いてみることにも取り組んでもらう予定です。さあ、わくわくがんばろう。
