メコン塾③「東南アジアをめぐる国際関係」

3期生とのセッション。廣里先生によるメコン塾3回目は、第1,2回で概観した東南アジアの主要課題をより詳しく、深く探究することを目指して「東南アジアをめぐる国際関係」について学び・考えました。

国際的な立場や関係性の観点から、 東南アジアを取り巻く国際関係について下記のトピックで主要な課題を取り上げました。

  •  「ASEAN中心性」概念と変遷
  • 米と中・露新冷戦の行方と東南アジア
  • 露のウクライナ侵攻と東南アジア
  • 南シナ海問題を考える
  • ミャンマー問題を考える

本日メンバーと共有した目標は「『東南アジア』を巡る国際関係の中で 、主に日・中・米・露との関係性と東南アジアの立場を考える」です。

ASEANを取り巻く歴史背景や現在の各国情勢を踏まえたうえで、「ASEAN中心性」概念について、図などを活用して理解しました。また現在のロシアの動向を踏まえた国際関係のトレンドなども廣里先生から共有され、ASEANが直面する現状と課題を、上記のような主要なトピックを手がかりに探求しました。

メンバーの振り返りコメントの一部を掲載します。

セッション後のブレイクアウトでは、各国・地域の関係性をどのような言葉で表現できるかを考えて、 米と中・露の対立が深刻になる状況でASEANは どのような立場を取り、どういった関係性を維持すれば良いかについて話し合いました。

国際関係の難しさを実感したり

状況が変わっていく国際関係の中で立場をはっきりと決めることは難しいと思うが、中国のような大国や大国同士の関係は意識していくべきだと思う。それぞれの国の思惑や歴史的問題が絡まってくるため複雑すぎるし難しいと思う。

今日得た知識を使って、自分なりに思考を深めたり

東南アジアと米・中・露、日本との関係を知り、自分で考えてみると興味深かったです。大国間のはざまでバランスをとりながら共存していくという考え方がとても新鮮でした。またASEANと日本を含む4国との今後の関係について、興味深い授業、ありがとうございました。

将来勉強したい専門的分野をイメージしたりする様子がみられました。

大学でも国際的に学びたいので本日の講義は非常にためになりました。自分でも国際問題を地政学的な観点から勉強していたので、自分の知識と合わせて深く学べました。

今回の講義はまさに大学レベル(かそれ以上!)。複雑で難しいテーマながらも、一人ひとりが既に持っていた知識と新たにインプットした知識を丁寧に紡ぎ合わせて、「国際関係」や「ASEAN中心性」という概念を深掘りすることができました!
また、難しい課題に対しても、周りと協調しながら自分の意見を述べたり、共に解を探す姿勢が素敵でした。

(文・SophiaGEDインターン 片山実咲)

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