3期生からの新企画、せかい探究部と上智大学とのコラボ授業の2回目(全4回) を11月23日(水)に実施しました！
今回は、フリートークでのアイスブレイクの後、せかい探究部3期生と上智大生の「探究コラボチャレンジ」として、せかい探究部メンバーの探究を軸としたグループごとのワークへの本格的な取り組みを開始しました。
「探究コラボチャレンジ」では、大学生2-3名＋高校生2-3名のチームで、せかい探究部高校生メンバーの探究を一歩前進させる1ステップ・1アクションを目指すグループワークに取り組みます。
せかい探究部のメンバーは、一人一人が自分自身で設定した各自異なるテーマでの探究を行なっており、進め方も人それぞれ。それぞれにどんな一歩があるのか？ そこを探るところから、大学生や他の探究部メンバーに協力してもらいながらやっていきます。
大学生にとっては自分の専門とは異なるテーマも多くありますが、高校生メンバーが作り溜めてきた資料を読み解いたり、探究部メンバーが試みる説明を丁寧に聞き出しながら考えてくれました。
高校生・大学生自身に任せる自由度の高い設定とし、50分という時間をどう使うか？というところもチームごと自由に考えてもらい、それぞれ工夫しながら協働での探究活動を展開してもらいました。
チームを高校生と大学生のペアに分けて1対1での対話で作業を進めたチームもあれば、グループ全体で複数の視点から一人一人の探究について検討したチームもあります。
それぞれが積極的に取り組んだことで充実した対話が生まれ、50分はあっという間だったようです。
チームでの「探究コラボチャレンジ」は、2回分の授業を使って取り組んでもらいます。
1回目の今回は、まず探究部メンバーが自分の言葉で探究内容を説明し、それについて他の高校生探究部メンバーや大学生から追加の質問で掘り下げてもらったり、アイデアをもらうような流れて進めていたチームが多いようでした。コメントからも実りのある時間を過ごせた様子が窺えました。
今回の授業を終えたコメントの一部を紹介します。
せかい探究部高校生の感想：
大学生と一緒に作業をしたり、自分のテーマを他の人に伝えるのが新鮮でした。話している間に自分の中で整理できたこともあり、学びになりました。
一人ずつ一対一で三人の大学生の方とお話しする機会を作ってくださったので、三人の方それぞれに的確なアドバイスをいただく事ができ、自分の視野が広がりました。また、私の探究シートを見ただけで様々なアドバイスをくださったのはとてもありがたかったです。自分が質問した際に、専門でないことであっても多角的な観点からお話をしていただき、新たな考え方を持つ事ができました。
自分の研究テーマを言語化できたこと、また、それを理解してもらえたこと。きちんと伝えられているか自信がなかったけれど、大学生の方々が理解して下さったみたいで安心しました。また、大学生の方からアドバイスを頂いたとき。疑問に思っていた部分について相談したら、自分が納得できる答えを頂けてすっきりしました。
大学生の感想：
探究部生の話を受けて、自然に質問が思い浮かんだときに話を進行するうえでそれなりに適切な質問が出来てとよかったと思いました。
高校生に話してもらい、アドバイスや方法を提案してあげるイメージだったが、話を聞いてみると自分も気になるような論点がたくさん出てきて、一緒に悩んで深く考えてテーマを決めることになり、一緒にわくわくすることができたので結果的により良い結果となったと思う。同じ興味のある内容として次回も一緒に研究や調査を進めていくことが楽しみである。
高校生ならではの経験や体験を基にした見方考え方を色々と伺うことができ、刺激的な時間になりました。
ワーク冒頭で「コラボチャレンジ」を何に設定するか、話し合いで少し苦戦しました。大きなテーマは存在しているものの、限られた時間で取り組めるワンアクションを考えるには、より丁寧にそのテーマと向き合う必要があると感じます。「探究」における「課題の設定」の難しさ、難しさゆえの大切さをあらためて実感したように思いました。
高校生も大学生も、興味を持ったことに対しては一生懸命とり組む姿勢が一緒であれば共に学ぶことができるのだなということを学びました。高校生と話す機会に最初は戸惑いましたが、自分の研究したいことをしっかりと探して、そしてそれに向かって努力している姿を間近で感じることができ、自分自身も初心に帰ってもっと素直に学ぶことを楽しんで頑張りたいなと思いました。
次回12月7日も、同じチームのメンバーと、さらに深くコラボチャレンジを進めていきます。
（共同執筆：新江梨佳 せかい探究部監督/上智大特任助教 & 板橋未和 上智大3年/SophiaGEDインターン）
