せかい探究部では隔月に1度、外部からゲストを招いて特別セッションを行なっています。
今回は初めての試みとして、アフリカ・マラウイ共和国のKuwala Girls schoolから10名ほどの生徒のみなさんに参加いただき、高校生同士のオンライン国際交流セッションを実施しました。
セッションは、それぞれの国の言葉で挨拶をしたり、自己紹介を一人ずつしたりするところから始まり、マラウイの高校生の皆さんは終始にこやかで、とても和やかな雰囲気となりました。

その後、zoomのブレイクアウトルームを使い、いくつかの小グループに分かれて、自己紹介や日本とマラウイの文化の違い、学校生活や5期生の探究の紹介などを中心に、それぞれで交流していきました。
お互いに質問をし合うことで、日本とマラウイの文化の違いや共通点を発見できたそうです。特に、火のつけ方、食べものの紹介、洋服についてなどで話が盛り上がったそうです。



セッションは、かつて英国領だったマラウイの公用語のひとつでもある英語をベースに行われました。5期生にとっては、英語でコミュニケーションをとるというチャレンジと、普段当たり前だと思っている自分の文化を知らない人に説明をするというチャレンジもあったかと思いますが、初めて出会うマラウイの文化を楽しそうに聞きつつ、積極的に質問をする姿が多く見受けられました。
5期生のセッション終了後の感想には、「自分の文化について考え直すきっかけになった」というコメントや、「英語を使うのは難しかったけど、自分の世界をもっと広げてみたいと思った」というコメントが寄せられていました。
そして、最後にはみんなで探究部恒例の「わくわくポーズ」で一緒に写真撮影をしました。わくわくという単語は、マラウイの現地語でありもう一つの公用語のチェワ語でも発音しやすいそうで、マラウイの皆さんにも “wakuwaku~!” と一緒に言っていただきながら、写真を撮りました。

今回の特別セッションは、5期生の皆さんにとって、違う国の同世代の人と交流する貴重な経験になったのではないでしょうか。そして、住んでいる場所がどんなに遠くても、同じ場に集えるということは、オンラインプログラムの最大のメリットの1つであると思います。
今回のセッションを通して、ぜひ5期生の皆さんには、色々な人との出会いやつながりを大切にこれからの学びを楽しみながら深めてほしいと思います。
(文:平田紫音 上智大3年/SophiaGEDインターン)